ミルトン・エリクソンの心理療法セミナー

「ミルトン・エリクソンの心理療法セミナー」はミルトン・エリクソンが亡くなる数ヶ月前に自宅で行われた一週間のセミナーの内容を一字一句記録した本です。このセミナーはビデオカメラで録画されており、ジェフリー・ゼイクの解説付き映像が専門家向けにミルトン・エリクソン財団から販売されています。エリクソンがどのように催眠誘導を行い、どのような心理療法を行ったかがわかる非常に面白い資料です。
火曜日に、セミナーに遅れて入ってきたサリーを傍に座らせ、混乱法、腕浮揚法などにより催眠状態に導入し、退行催眠により子供の年齢にまで遡り、子供のサリーに対して話かけた言葉:

“And my voice goes everywhere with you, …
and changes into the voice of your parents, your teachers, your playmates, …
and the voices of the wind, and of the rain.”
「私の声はどこまでもあなたと共にあり、
あなたの両親の声にも変わり、あるいはあなたの先生、あなたの遊び仲間の声にもなり、
そして風の音にも、雨の音にもなります。」

とても詩的で温かい言葉だと思います。
この本の編者であるジェフリー・ゼイク(Jeffrey Zeig)氏がエリクソンについて語るビデオクリップ。

エリクソンいわく、「私の仕事に関する文献を読むときには、パターンとか、テクニックとか、言葉の用法とか、暗示とか、そんなものに注意を向けていてはいけません。本当に重要なことは、変わりたいという動機なのだから。自分にどれほどの可能性があるのかを十分に知っている人はいないのです。」
邦訳:ミルトン・エリクソンの心理療法セミナー(アマゾン)
原書:Teaching Seminar With Milton H. Erickson(アマゾン)
映像DVD:Advanced Techniques of Hypnosis and Psychotherapy: Working with Resistance(エリクソン財団)

コメント

タイトルとURLをコピーしました