最も安い脳波計 Neurosky

医療や研究で使う脳波計は20万円以上するみたいです。消費者が気軽に買える値段で、気軽に脳波で遊べるというコンセプトでNeuroskyなどの商品が登場しました。
Neuroskyは199ドル（日本での販売価格は24,780円)です。
ゲーム市場が大きいため、脳波の情報を使うゲームの開発が一つの大きな目標になっていますが、私はそもそも脳波計として使えるのか？ということに興味があります。
Neuroskyの本体はMindSetというヘッドフォンみたいな形の商品ですが、”it can provide the measured raw wave (EEG) samples.“ということなので脳波の生データが一般の人にも利用できるということです。これには無料で配布されるMindSet Development Tools (MDT)というツールが必要で、C/C++やJAVAなどのプログラミング言語が使える人向けです。
ちなみにマインドセットに加えて、さらに500ドル出してResearch Toolsというツールを買うと、EEGのリアルタイムデータが数値処理ソフトMatlabで扱えるとのことです。マインドセット（200ドル）＋リサーチツール（500ドル）＋Matlab（数十万円？）となると、安さの魅力はなくなります。
今回登場したNeurosky（マインドセット）は、24,780円で（プログラミングが出来る人なら）EEGの生データーが取り込めるという意味では、一番安い脳波計といえるのではないでしょうか？
ちなみに何年か前に脳波マウスとして売り出されたOCZ Neural Impulse Actuatorは、アマゾン最安値が14800円ですが、ゲームの中での使われ方を見る限り、脳波計としての性能が十分ではないように思えます。