ほとんど神格化されているミルトン・エリクソンですが、実際にどういうセラピーを行っていたのでしょうか?
エリクソンが扱った数百もの症例を一冊にまとめた本が、
An Uncommon Casebook: The Complete Clinical Work of Milton H. Erickson, M.D.
です。O’HanlonとHexumという二人の人による編集で、一つのケースについて1ページ程度に簡潔にまとめれており、どういう状況のクライエントにどういう指示を与えた結果どうなった、という「要約集」になっています。
普通では思いつかないような、まさにuncommonな指示が繰り出されるので、「なぜエリクソンはそうしたの?」と考えながら拾い読みしていると、楽しくてしかたありません。
邦訳だと、
「アンコモン・ケースブック―ミルトン・H.エリクソンの全症例」
(尾川丈一、羽白誠 監訳)
http://www.kamedabook.com/book21.html
(この目次でわかるように、実に様々な症例を扱っています)
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