医者と違って国家資格が必要ないので、誰でもカウンセラーやセラピストになれます。「私はプロのカウンセラーです」と名乗った瞬間からあなたもプロのカウンセラー!しかし、それではクライエントからするとどのカウンセラーが信頼できるのかわかりません。できれば何かしら基準が欲しいところ。そこで、いくつもの協会が独自の認定証を発行しています。
じゃあ、それらの協会の権威はどこから来るの?という話にもなります。なにしろ、協会だって誰でも作れるわけで、今日からあなたも○○協会理事長!そう、協会といっても、もとはと言えば一人の催眠療法士が立ち上げて作った個人的なものだったのが、その人の教え子が増えるとともに大きくなったに過ぎないのです。結局は、その協会が認定した催眠療法士の実績がどれくらいあるかというところにいきつくのではないでしょうか。
誰でも作れる協会に対して、大学関係者や研究者、臨床家により構成されている種々の学会も認定資格を出していますが、こちらはもう医学心理学系または関連学科の大学に入りなおすところからはじめないといけないので、カウンセラーに転職希望という人にとって非常に敷居が高いでしょう。
何の資格も実績もないカウンセラーは信用できませんが、立派な肩書きと研究業績だけの人も過信できません。目の前の困ってる人を救う技術と心があるかどうかが一番大事だと思います。その能力は「認定証」では測れません。
注意:各学会、協会に関する最新の情報は各々のホームページ上でお確かめ下さい。
学会名:日本臨床催眠学会
研修、研究を行う学術的な色彩の強い集会。卒業した大学の学科など入会条件がかなり厳しい。
資格: 臨床催眠資格;臨床催眠指導者資格
学会名:日本催眠医学心理学会: これも学術色が強い。
資格: 催眠技能士
日本で活動する多くのセラピストがアメリカの協会の認定証を掲げています。NGHもABHも日本人の認定トレーナーが日本で教育した場合にもCERTIFICATEを出すので、英語が不要というわけです。
協会名: National Guild of Hypnotists (NGH, 全米催眠士協会)
URL: http://www.ngh.net/
歴史: 1951年、Rexford L. North博士らにより設立。世界45カ国に約7,500名の会員。
資格: Certified Member Certification取得には、100時間以上の授業(トレーニング)が必須。
資格: NGH Certifed Instructor (NGH認定インストラクター) 受験(受講)資格として、1年以上の実務経験が必要。
(日本在住のNGH Certifed Instructor: http://www.ngh.net/Countries/Japan.html)
協会名: American Board of Hypnotherapy (ABH, 全米催眠療法協会)
歴史: 1982年A.M.Krasner博士により創立。創立時の名称はCalifornia Council of Hypnotherapy。会員数4000人超。ABH認定Trainerから学ぶことにより、Hypnotherapistの認定証が得られる。
資格:Hypnotherapist (催眠療法士);Hypnosis Trainer
(* A.M.Krasner博士インタビュー ユーチューブビデオクリップ)
協会名: 日本ホリスティックアカデミー
2日間集中コースでABHの資格を取るか、10日間集中コース(受講料約40万円)でNGHの資格を取るか、あるいは土日コースで時間をかけてNGHの資格を取るかが選べます。
協会名: 日本ヒプノセラピー協会
ここの2日間コース(5万6千円)を受講するとABH(全米催眠療法協会)の認定証が得られる(http://japan- hypnotherapy.com/yazawaschool/hyp-101.html)。
他にも日本人のヒプノセラピストが立ち上げた協会がたくさんあり、独自の認定証を発行しています。それぞれ特徴があり独自の活動をしているようです。
催眠広告
================
催眠療法士資格取得 DVD通信講座
催眠療法士資格取得 在宅コース
================
=========
====
==
=
コメント