催眠術のかけ方のデモンストレーション。催眠術師の言葉の一部を要約してみます。
【驚愕法による催眠誘導】
両腕をこのようにまっすぐに伸ばして下さい。
両手の間にある私の手に意識を集中させて。
目を閉じて。
さあ想像して下さい。
(あなたの両手の間にある)私の手は磁石です。
そしてあなたの手の平は金属の板です。
あなたは両手がどんどん近づいていくのを感じます。
磁石の力で手がどんどん吸い寄せられていくのを感じてください。
どんどん、近く。
もっと近く。
そして、
(催眠術師が被験者の両手をパンとあわせると同時に)深く眠って。
(被験者は一瞬で催眠状態になったため椅子に崩れ落ちる)
あなたは椅子にくっついてしまい離れることができません。
リラックスして。
もっと深く。
これから私はあなたの腕を持ちあげます。(右腕と左腕を持ち上げて留め置く)
この腕をリラックスさせて(左腕を下ろす。右腕も)。
腕は感覚が麻痺して何も感じなくなります。
完全に感覚がありません。
触られても何も感じません。
(催眠術師は被験者の右手の甲の皮をつまんで持ち上げる。ぎゅーっとつねっているが被験者は何も感じない。)
【催眠深化法】
私がこれから数を0から5まで数えます。5になるとあなたは目を覚まします。そして逆に5から0まで数を数えて降りていくとあなたはゼロで催眠状態になります。
ロジャー、それでは数えていきますよ。ゼロからスタートします。
0、1、2、3、4,5 目が開きます。5、4、3、2、1、0.深い催眠状態。0、1、2、3、4、5 目を覚まします。5,4,3,2,1,0 深い催眠状態です。
解説:
このように催眠状態からの覚醒と催眠誘導を繰り返すことがより深い催眠状態へ誘導するための強力なテクニックになります。
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