筋弛緩法と呼吸法による催眠誘導、カウント法による深化、3カウントによる覚醒

体をリラックスさせる催眠術。誘導から、深化、そして覚醒までをステップバイステップに示してくれます。ワークショップなので、術師がまずこれからやることを全部一通り説明し、説明したとおりのことを今度は実際に被験者に対して行っています。
方法は、わざと体を緊張状態ににして、ゆっくりとした呼吸に応じて体の各部分をリラックスさせていくというもの。途中、被験者の方や腕、額に触れますが、必ず事前に、触れてもいいかと聞いて了解を得てから触れることが大事。
(催眠誘導)
まず体の緊張状態をつくるために:
両つま先を床から上げた状態をキープします。
手のひらを上に向けて、指を開きます。
顔は上げて天井を見ます。
そして、
深く息を吸います。
ゆっくり吐出しながら、まず眼を閉じます。
もう一度ゆっくり息を吸います。
今度は吐出すときに、重い頭を胸側に倒します。
また息を吸います。
吐き出すときに、今度は両肩の筋肉を完全にリラックスさせます。
また息を吸います。
ゆっくりと息を吐きながら、今度は腕と手をすっかりリラックスさせます。
また息を吸います。
吐き出すときに、今度はつま先をリラックスさせます。
また深く息を吸います。
吐き出すときに、体の中の骨がなくなったかのように体が柔らかくリラックスします。
(ここからは深化法)
10から0まで数えていきます。そのとき、10階建てのビルディングの灯りが、10階のフロアから順に消えていくのをイメージします。0になると完全にリラックスします。10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0。さあもう完全にリラックスしています。
(覚醒)
ゆっくり3つ数えると目が覚めます。
ユーチューブタイトル: Hypnosis Workshop on 2nd & 3rd -aug 08- 1
催眠術師: Pradeep Aggarwal氏

この催眠を行う前に被験者にリラックスの度合いを聞いておきます。
最高にリラックスした状態を10、一番リラックスできていない緊張した状態を0とすると、たいていの場合5とか6という答えだそうです。それがこのリラックス催眠の後は、9か10になります。
この段階的な脱力法により、被験者の体の各部分がふにゃっとリラックスしていく様子がよくわかります。

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