被暗示性テスト:右手に風船、左手に本が効果的な理由

被暗示性テストで有名なものとして、右手にはヘリウム風船がくくりつけられていてどんどん上がっていきます、左手には重い本が乗せられているのでどんどんさがっていきます、とイメージしてもらうものがあります。
これにはちょっとしたカラクリが隠されています。
腕を伸ばした状態で右手は手の平を下向きに、左手は手のひらを上向きにしますと、手のひらを上に向けて腕を伸ばす方が筋肉が疲れやすいので、そのうち疲れてだんだん下がってくるのです。必ずしもイメージを伴わなくても、身体の変化はもともとそっちの方向にいくようになっているというわけです。
このように、催眠誘導や被暗示性テストでは、自然に起こる身体の変化+暗示の相乗効果がうまく使われています。
Jonathan Royle氏による解説
Jonathan Royle’s Light & Heavy Hands Hypnosis Induction

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